群馬２連戦・ＧＴＯ
朝、ホテルをチェックアウトし、駅前のバス乗り場へ向かう。
その途中で奇妙な光景を見かける。目の前にある歩道橋には「2007・新東京国際マラソン選手権大会」
という見慣れない垂れ幕。そんな大会あったかいなと思いながら、バス乗り場に向かうと今度は若い女子
高生らしい人だかりが駅前広場を駆け足で進んでいく。しかも、その数が妙だ。どこかの高校の卒業式？
しかし、今日は日曜日。大学を受験するような感じでもない。そうこうすると、今度はフジテレビの中
継車。やはり、マラソン大会があるのだろうか？
会場に向かうバスに乗って、状況が何となく分かってきた。どうも、ドラマの撮影のようだ。交差点
の角には学校の校庭にある校長先生が立つような台があり、その上に監督らしき人の姿がある。歩道に
はスタッフらしき人物が後ろのポケットに台本らしきものを突き刺し、動き回っている。後で同じ光景
を見たＳ原の話では、黒人のランナーの姿もあったらしい。*1
そんなロケをみるつもりは毛頭なく、ただクイズをするために高崎にきた私。うーん、いいねえ、こ
のギャップ。遠征党の人たちはこの感じがたまらないんでしょうな。当日も話していたのだが、全く群
馬県にきたという感じがしない。周りの風景も福岡県春日市郊外とほとんど変わらないし、集まる人た
ちも東京や大阪で何度も見かけている人たち。どうも感覚が麻痺してきている。
今日は７０名を越える本番。これだけ多いと見せ場も少ないので、どう自分がアピールできるのかも
不安なのだが、司会者が「一番北から来た参加者」と振ってくれたので多少目立つ。
毎回、「Ｇ」の意味が大きな鍵となるこの大会、今回は「グレードジャーニー」。そういえばそんな
番組が確かフジテレビであったなあというのが正直な感想。ちゃんと見ていないぜ、どうしようという
感じである。
まずは、ペーパー５０問。近似値が２問あるので、１問目は「０」かなあと思いつつも、真面目に書
いてしまう。当然「０」である。ペーパーの出来はまずまず。「カーリング」問題でチーム青森の「山
浦麻葉」の出身大学「群馬大学」を正解できたのが嬉しい。ちなみに彼女の名前は「やまうら・まゆは」
ではなく、「やまうら・まよ」なので、青森県民としてこの場で訂正しておきたい。あとは
「ＡＳＩＥＮＣＥ」「ＢＡＢＥＬ」「大勝軒」「コードシェア」「ローラン・ギャロス」などを正解。
得点は自己採点で半分を少し超えた２６点。
次は早押し。20問限定、13人参加で２○勝ち抜け、誤答は10問休みという過酷なルール。自分は最終
組で登場。それまでの組と違い、誤答連発でかなり「荒れた」場になり、自分の解答権のボタンが一度
も点かないままに終了。次のコース別ではかなり不利になると思われた。
というわけで、コース別は本来の希望コースではない「千択クイズ」に振り分けられる羽目に。30問
の問題に挑むのだが、途中で同時並行しているボードクイズにも同じ問題があり、耳を澄まして向こう
の話をちゃんと聞けば正解できる仕組み。しかし、いかんせん千の選択肢から答えとなる選択肢が全く
見つからない。
自分が気になった問題は「テレビシリーズの主人公のウルトラマンたちの中で、唯一変身時にアイテ
ムを使わなかったのは何？」（注：原文のまま）という問題。答えは自分なら「帰った来たウルトラマ
ン」と答えたいところ。選択肢の中に「セブン」「タロウ」「レオ」「生きていた」などの選択肢は発
見できたが、「帰ってきた」だけは見当たらない。正解は「ジャック」って、それは放送後に「帰って
きたウルトラマン」のことを指すように後からつけられた名前であって、おかしいんじゃないのと思っ
た。あと、「東京〜神戸間を走った戦前の旧国鉄の列車は？」で「つばめ」が正解だったが、これは漢
字で「燕」という選択肢もあり、この点をＵＮＯ君を通じてアピールしたら正解となった模様。３０問
中、８点じゃ、上位には入れないと読んだ。次の早押しは望み薄だ。
ところが、早押し席についた最後の人は自分と同じ８点。予選成績差で次に自分が呼ばれる可能性
がある。千択クイズから勝ち抜け者が出れば、自分に席が回ってくる。２０問限定で18問が終わったと
ころで、空席補充。自分が呼ばれるかなと思わずニヤリとしていると、司会者から突っ込まれて早押し
席に召集。しかし、残り２問を連答出来る力は残っておらず、ここで敗退。
コース別では写真を見て群馬県内の市町村を答えるクイズで、Ｓ原が土合のホームを見て「みなかみ
町」とか答えて勝ち抜けたが、その後敗退。
決勝はお馴染みらしい「アタック２５色」。あの２つの視聴者参加クイズ番組のテーマ曲を見事に融
合した素晴らしいタイトルテーマを聞けたのが、自分にとって今回最大の収穫。試合展開は今年上半期
これ一本に絞ってきたというＮさんが後半に追い上げ、見事公約どおりの優勝を飾った。
新幹線までの時間もあまりなく、タクシーで足早に駅へと向かった。噂に聞いていた楽しい大会に参
加できて充実の二日間であった。スタッフ諸氏、お疲れ様でした。自分も何かオープンクイズ大会をや
りたい気分になってきた。
