愛好会合宿への道 その2

ま、エッセイというか、全て本心ではないというか、とにかくそういう読み物として読んでくださいな。

 毎年行われる合宿であるが、大抵は毎度馴染みのメンバーが参加するが、時折初参加である方もいる。
その人の趣味とか人となりがある程度分かっているのであれば、その人の得意そうなジャンルの問題を作ると
いう「配慮」がある程度できるだろう。企画者はそれをどこまで忠実にやっているのかどうかはわからない。
しかし、どんな人なのかを探るため?に、企画者からは毎年合宿に参加する参加者には「アンケート」なるもの
が送られてくる。
 誤解を恐れずに言うと、これがある意味で「厄介」なのである。毎回参加するたびに書いていると、毎年ほぼ同じ
ことを書くことになり、今年は何か違ったこと、目新しいことを書こうとすると、段々書く「ネタ」がなくなってくるのだ。
まさに、年末になると『徹子の部屋』に出演したときに今年はどんな芸をしなきゃいけないかで悩むタモリの心境
である。ちなみに、近年見たタモリの芸のなかで私が好きなのは「デパートで迷子になった子供の母親を呼び
出す店内放送の韓国と北朝鮮での違い」というやつだ。
 さらに始末の悪いことに(ちょっと言い過ぎかな?)、一日目の最初に自己紹介がてらにTBS『フレンドパークⅡ』
のごとく一問多答の問題に挑戦するコーナーがあるのだが、そのアンケートに書いたことを題材に問題が作られる。
一日目の序盤からそんなことをやるので、そこで正解できなかったらまた今年もダメか、と落ち込むという寸法で
ある。
 2年前は「時代劇専門チャンネル」という不用意な一言を書いたばかりに、見たこともない日本テレビの年末
時代劇のタイトルを答えるという問題が出て、問題の意味を理解するのが精一杯で見事に撃沈。不正解者は全
参加者20数名中、わずか2、3名。去年は福岡にあるよく行っていたお好み焼屋の名前を書いたら、そこの
メニューを答えるという問題で何とか正解することができた。自己紹介の時点で戦いは既に始まっている。フリー
トークをしている場合ではない。順番を待つ間と呼ばれてから出題されるまでの間のプレッシャーに私は耐えられ
ないのである。
 アンケートにうかつなことは書けないということが身に染みて分かっているので、私はある対処法を思いついた。
たいしたアイデアでもないので、紹介しておく。
 毎回アンケートは電子メールで送るので、毎年どんな内容を書いているかという記録は残っている。毎年アン
ケートの内容は大差がないので、毎年ほぼ同じ内容を書くのだが、そこには自分の好きなもの・得意ジャンル
を並べておけば、おそらくそこから問題を作ってくることはしてこないだろうと考えるわけである。
(当然その範囲から出題されたときには完璧に答えるという前提でね)
 アンケートの質問の中で毎年1、2箇所は質問を変えてくるところがある。そこは企画者が待ち構えているところ
である。(と私は考えている)そこで、そこには記憶があいまいなエピソードや有名なタレントの名前は書かない。
その内容から問題を作られないようにするためである。例えば、私の場合は「好きなタレント」とかいう項目には
「ミスター梅介」と書いたりする。かつてのテレビ番組『お笑いスター誕生』に出ていた法律漫談家だが、インター
ネットが普及した現代でもミスター梅介に関する情報は意外と検索できなかったりするもんだ。彼のかつてのネタ
「週刊誌30誌暗誦」とか「インスタントラーメン暗誦」とか絶対出題されると踏んでいるのだが、私も調べることが
出来ない。案外、問題の「裏取り」が難しいのかもしれない。多分。ビデオお持ちの方は御連絡ください。
 もちろん、アンケート項目に本心から書いても構わない。(普通はクイズに出題されることを考慮して書かないと
思うが)しかし、必ずそのことに関する情報は徹底的に調べておき、出されるであろう一問多答想定問題を作って
おく。歌手であればこれまでに出したシングル・アルバムのタイトル名とか、スポーツ選手なら在籍したチームとか
同じチームの選手名とか。自分の出身高校の歴代校長とか、調べればきりがないわけだが、その辺はご自由に。
もはやここまで来ると、あきれられるかもしれない。クイズの勉強をした方が(以下、略)。

愛好会合宿について、次回は何について語ろうか、思案中。

今夜は平野部でも積雪の見込み。そんな夜に宿直とは頭が痛いところ。三沢でも雪景色が見られるのか?